ソリューション: Neste RE

プラスチック産業が化石原料から脱却していくことを可能にするネステのアプローチはシンプルなもので、線品を変えるのではなく、炭素源を変えることにあります。Neste REは、プラスチック生産用の原料で、スチームクラッキングに使う化石原料の代わりとなるものです。 

化学的には、Neste REは化石原料とほとんど区別がつきません。ナフサのようなスチームクラッキング用化石原料と同様、Neste REも純炭化水素で構成されています。そのため、化石原料を1対1で置き換えることができる「ドロップイン」ソリューションが生まれます。 

 

石油化学製品には代替のソリューションがあります。

 

違いは炭素源にあります。Neste REは再生可能/リサイクル材料のみで作られています。化石資源の代わりに、ネステでは使用済み食用油などの廃棄物や残渣といったバイオベースの材料とプラスチック廃棄物を使ってNeste REを生産しています。 

Neste REは化石資源の利用やそれら資源の大きなカーボンフットプリントを減らすだけでなく、材料の循環維持に貢献しながら、プラスチック廃棄物に付加価値をもたらしてもいます。 

化石原料をNeste REで置き換えることが、インフラを変更せずに行えます。Neste REを基にして作られたプラスチックは、従来の原料から作られたプラスチックと同一の品質です。まったく同じ製品が生まれ、同じ用途にも使用できるとともに、Neste REで作られたプラスチックのリサイクル率は同じまま維持されます。
 

高分子バリューチェーンにおけるNeste RE

 

ネステは、様々な生産パートナーと共同で、Neste REがあらゆる種類のプラスチックになり、究極的にはあらゆる種類のプラスチック用途に使用されるようなバリューチェーンの構築に取り組んでいます。例えば、カップや食料品の包装、おしゃぶり、ベビーカー、建設資材、PETボトルなどの用途もその一例です。 

これによって変わるのは、製品のカーボンフットプリントです。独立機関が調査したNeste REのライフサイクルアセスメント(LCA)の数字が、メリットを物語っています。

再生可能なNeste REの利用により、温室効果ガス(GHG)排出量が化石原料と比べて85%以上も削減されます。

リサイクルされたNeste REの利用により、温室効果ガス排出量が、化石原料からの原料生産およびプラスチック廃棄物の焼却と比べて約40%削減されます。 

Neste REについて関心をお持ちで、当社までお問い合わせになりたい場合は、当社の詳細なNeste REページをご覧になり、専門家までご連絡ください:

 

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